フジクラ・ダイヤケーブルは、新たに部分放電測定試験の受託サービスを開始しました。弊社の部分放電測定装置製造の歴史は長く、1969年に大日日本電線として部分放電測定器の販売を開始してから三菱電線工業を経て50年以上の実績を誇ります。国内パイオニアメーカーとしての技術と経験を活かし、ひと味違う測定サービスをお客様にご提供致します。
部分放電とは、電気絶縁体の欠陥部で生じる微弱な放電であり、絶縁体の劣化を進展させるものです。運転電圧において部分放電が生じると製品寿命が縮まり、突然の故障、事故を引き起こします。部分放電測定によって、耐電圧試験では発見できない潜在的な不良の検出が可能となり、電子部品や材料の絶縁信頼性評価に極めて有効です。
部分放電測定装置メーカーとして、豊富な測定装置と試験電源により様々な供試体の試験が可能です。
機種名 | A006 | A115 |
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仕様・特長 |
低周波法 あらゆる供試体に適用可能 |
同調法 低ノイズ 高感度 |
主な共試体 | 電力ケーブル、モーター、回転機、変圧器、パワーモジュール等 | コンデンサ、フォトカプラ、絶縁シート |
外観 |
容量 | 1kVA | 5kVA | ||
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電圧 | AC 2.5kV | AC 20kV | AC 7kV | AC 50kV |
電流 | 250mA | 50mA | 714mA | 100mA |
測定エリア周辺はノイズの影響を受けがたく遮蔽されていますので、低ノイズでの測定が可能です。また、試験電極は球状やピンプローブ等様々な形状を取り揃えている上、サンプル沿面の放電を抑制するためのフッ素系不活性液体(3M社 フロリナート™)などもご用意しております。
最大放電電荷、放電開始電圧、放電消滅電圧などの特性を測定できます。
また、任意の電圧パターンを設定し、様々な試験規格に準じた試験を行なうことができます。
ケーブルおよび接続部、開閉器、コンデンサ、変圧器、回転機、パワーモジュール、フォトカプラ、絶縁基板、絶縁シート など
その他、様々な電子部品、絶縁材料、製品の試験が可能ですのでご相談ください。